お知らせ

SOU・SOUの若林さん

mtg20150108_2.jpg

今月上旬のある日、SOU・SOUさんで
デザインの打ち合わせがありました。

これまで、当店のものづくりを
応援してくださっていたSOU・SOUさん。
丹波本店の店づくりにも
力を貸していただいています。
(上の写真の一番奥の方が若林さんです)

この日は、建物の内装や照明デザインの確認もあり、
建築家さんや、丹波本店の店長も同席。

真剣にお話をしたり、
たまに冗談を言い合ったり。
ここちのよい空間で、
店づくりが進んでいます。

nakajiimabox.jpg
 

SOU・SOUさんは和装を製造販売する京都のブランドです。
建築家の辻村さん、テキスタイルデザイナーの脇坂さん、
デザイナーの若林さんによって設立されました。
現在は、京都、東京、ロサンゼルスに出店されています。

代表の若林さんは、オーダーメイド紳士服を学んだあと、
ファイブフォックスに入社、そして企画パターンを担当。
退社後、渡米。自身で買い付けをした商品を
取り扱うお店を開かれました。

その数年後、海外文化に目を向けたビジネスから、
和装文化を継承するブランド「SOU・SOU」に転換。
そのきっかけは、テキスタイルデザイナー脇坂さんの
「時代を超えるデザイン」との出会いだったそうです。

 

脇坂さんは、1968年にフィンランドに渡り、
マリメッコ社で活躍した初の日本人デザイナー。
当店の商品パッケージのパターン「南蛮菓子」柄も
脇坂さんのデザインです。
 
コンセプトは「日本の伝統の軸線上にあるモダンデザイン」。
日本の伝統技術を取り入れながらも
ポップでモダンな数々のアイテムを発表されています。
 
SOU・SOUのネーミングは、
日常会話のなかでの相槌「そう、そう」から。
相手を肯定する日本人らしい、無意識に多用している言葉。
日本を見つめ直すきっかけにしたい
という思いで採用されたそうです。
以上は、若林さんの著書からの内容です。

  伝統の続きをデザインする: SOU・SOUの仕事

学生時代の寮生活、地下足袋を商品化するまで、
東京出店での苦戦などは、とくに興味深く読みました。

担当を始めた頃は、おもろいことを云わはる人やなぁ、
と単純に思っていたのですが、その背景を知って、
おもしろさが倍増です。(すみません…)

海外のトレンドを後追いすることよりも
無駄な競争をせずに、独自で伝統を更新する。
そして、日本のものづくりを支える
クリエイティブな動きに同感します。

まだまだ続く、わたくしどものお店づくり。
これからも「SOU・SOU」さんの
ものづくりの姿勢を吸収し、
菓子文化の継承・創造に努めていきたいです。

(大西)

———————————————————-
【SOU・SOUへの道】
今月からウェブサイトで連載が始まっています。
SOU・SOUを始めるきっかけについて読めますよ。
・第一話/30年前の話
・第二話/東京への憧れ
・第三話/決意表明


TOP